ミスのない演奏がいいのか?!
🎵吉川・越谷・三郷・松伏のピアノ教室
yuka-y ピアノ教室の山田由佳です🎵
発表会の前に多くの生徒が言っていました。
「ミスしたらどうしよう。。 先生、ミスしたらどうしたらいいですか?」
子供たちが本番=ミスしてはいけない、と思うのは当たり前のことです。
ミスすると焦るし、恥ずかしい、カッコ悪い。。そんな風に思いますよね。
でも、間違えない演奏より大切なことがあります💡
コンクールとなるとまた話は別ですが💦、発表会やコンサートは 誰かと競い合うものでありません。
私が生徒によく言っていたこと。
「ミスは何秒かのことでしょ?音楽は時間で流れていくから、聞いてる人はそんな気にしてないし、すぐ忘れるよ。
心を込めて一生懸命弾けば、必ず伝わるから!
多少ミスってもいいから思い切りやっていいよ。
ただ、止まるとみんな『あれ?』ってなるからミスしても止まらないようにね😆」
本番になると失敗しないように、慎重で萎縮した演奏、守りに入った演奏になってしまうこと、よくありますよね。
私もその昔、師匠から言われてハッとしたことがあります。
『自分がどう弾きたいかも大事、でも聴いてる人のことを考えないとダメだよ』
お客さんもミスのない演奏を聞きたいわけではないし、聴いている人のために心をこめて、心を動かす演奏をしてほしい、そんなことを(師匠の受け売りですが😅)生徒には日々伝えているつもりです。
勿論ミスしないに越したことはないです。自分も気分がいいしね(^^♪
そのために普段の練習から、基本のテクニック練習をしっかり強化すること、一音づつの音色、響きの方向を意識する耳を鍛える。日頃の地道な練習と努力は やっぱり大事だな、と思います。
最後に。。
ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんのインタビュー記事より。
特別講義で、音大生から「お客さんの前で演奏する時に一番大事にしていることは?」
と問われた時の返答がとても響きましたので載せておきます✨
『自分のために弾かないようにしていることかな。
“ここすごい練習したから、死んでも外したくない”とか、 そういうことってあると思うんだけど、 お客さんからしたらそんなの0・1秒だから。
そんなことよりも、お客様がどれくらい喜んでいるか、 喜んでもらうためにその場で何ができるか、そういうことに集中するように。
そのことしか考えなくていい、プロだったら。 そうじゃないんだったら、ご自由に』