ツェルニー練習曲🎹 ~やっぱり上達にはツェルニーは必要!~
🎵吉川・越谷・三郷・松伏のピアノ教室
yuka-y ピアノ教室の山田由佳です🎵
私は基礎練習としてツェルニーをよく使っています。
最近では特に大人の生徒さんのレッスンでを使うことが多いです。
ツェルニーとは..
1791年にウィーンに生まれ、
ピアニストで作曲家、ピアノ教育者の
カール・チェルニーが作った教則本のことを指します💡
ツェルニー練習曲集は
100番、30番、40番、50番、60番などがあります。
難易度は100→30→40→50→60というように上がっていきます。
私がよく使うのは、初級の方でやさしい20番、
リトルピアニスト、30番、40番です。
趣味でピアノを楽しむとしても
やっぱり指が動かなければ弾けないですし、
基礎力を身につけること、維持させることが大事です!
ピアノの基礎練習って何なの?というと…
分かりやすくスポーツで言えば、
筋トレやストレッチのようなもの。
地道な努力を重ねてこそ、理想の演奏ができるようになるのです♪
練習曲といえば「ハノン」も有名ですが、
ハノンは同じメロディや音のパターンが何度も繰り返される
沢山の指のトレーニングを集めた曲集で、
ハノンの目的は
右手と左手、それぞれの5指を均等に鍛え、
独立させること、
つまり自在に指を操れるようにすることです💡
私は子どもの頃か、自分の中でハノンは
「ピアノを弾くための準備運動」という
位置づけでしたね👧
ハノンで指は動くようになるかもしれませんが、
音楽表現の勉強はハノンでは難しいと思っています。
その点ツェルニーは、
より高いテクニックを習得するための練習ができるし、
音楽的な表現の基礎を身に付けることができます。
ただ ツェルニーは曲でもないし、かといって
ハノンのように単純練習でもないし…中途半端で
今も昔もピアノ学習者からは人気がありません💦
私は昔から けっこう好きだった気がします。
スラスラ弾けると なんだか無心になれてね(笑)
最近では「ツェルニーは要ない?!」なんて話も
チラチラ聞きますが、
私は生徒さんを見ていても
ツェルニーは大いに効果があると感じています!
単調に聞こえる練習曲を
音楽的に演奏できるようにする。
という意味でとても優れているなと思います。
ツェルニーの効果をもう少し詳しく説明させていただくと、
〇指がスムーズに回るようになる
〇楽譜に書かれている強弱記号や音型を読んで表現する勉強ができる
(曲に比べて分かりやすく書いてあると思う)
〇手に余計な力が入っていると弾けない曲が多い→
脱力が身につく
私がツェルニーを取り入れるのは基礎が終わった
段階からです。
はじめのうちは簡単なハノンでもいいと思いますし、
生徒さんの状況をみながら変えています。
やればやるほど、
ツェルニーがベートーヴェンの弟子😮で
リストの師😮😮であった
ということが よくわかる今日この頃。
ぜひじっくりと取り組んでいただきたい
練習曲のひとつです♪